ストップをかけたのは警視庁のトップです~伊藤詩織女史

週刊文春で伊藤詩織の記事が取り上げられていますが非常に違和感を覚えます。https://news.yahoo.co.jp/articles/36ea08335001e94e4f07e9bf6436107afd7da154?page=1
まず,伊藤詩織は,刑事Aからつぎのように言われたと主張しています。

 『8日の月曜日にアメリカから帰国します。入国してきたところを空港で逮捕する事になりました』

 『実は逮捕できませんでした。逮捕の準備はできておりました。私も行く気でした、しかし、その寸前で待ったがかかりました。』
 
 『ストップを掛けたのは警視庁のトップです』

逮捕するか在宅で取り調べをするかは警察が判断することですが,例え被害者であってもこのような捜査情報や捜査方針を教えることはしません。
少なくとも在宅調べという捜査方針を教える分には捜査に支障はなさそうですが,逮捕する方針であればこれは被害者に教えないと思います。
例え被害者であっても逮捕予定日を教えてしまうと,どこかで漏れて犯人に知れてしまうと逃亡・証拠隠滅をされるおそれがあるからです。
刑事の仕事は隠密行動が鉄則で,あらゆる場面を想定しているので,被害者から犯人に漏れ伝わることも想定するはずです。

被害者に逮捕予定日を教えると,マイナス要素はありますがプラス要素は皆無です。
各刑事の気持ちの部分は別ですが,警察は被害者のために仕事をしているのではありませんので,探偵業者のように逐一情報を教えるようなことはしません。
逮捕した場合は,事後報告で知らされると思います。
これが1つ目の疑問です。

2つめの疑問は,
『上層部の待ったがかかり逮捕できなかった』
『待ったをかけたのは警視庁のトップです。』
という部分です。
これを刑事Aが伊藤詩織に伝えたということですが,刑事ドラマではこのような場面はありがちです。
しかし,仮に待ったがかかったとしても,『待ったがかかりました。』とか実際言うでしょうか・・
警視総監が止めたということを末端の刑事が知ることができるのかについても疑問です。
これは私の想像ですが,仮に警視総監の物言いが付いたとします。
その場合の指揮系統は,
警視総監→監理官・本庁の刑事部長等の上層部→本庁の刑事部長・課長→所轄の刑事課長→係長→刑事A,
というような順を辿ると思いますが,
指示を出した者が警視総監だと知っているのは本庁の上層部クラスまでだと思います。

おそらく刑事Aは,自分の部署の直属の上司(刑事課強行犯係の係長など)から捜査中止の指示を受けたの思いますが,その際に上司は『警視総監が止めたから中止しろ』などと言うでしょうか。

どうしても刑事ドラマの一場面のように思えるのですが,とはいえ伊藤詩織女史が嘘を言うはずはないので,これは紛れもなく真実なのでしょう。
警察とはこういう組織なのでしょう。
警視庁においてはぜひとも捜査情報を漏らした刑事Aの責任を追及してほしいものです。

 

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